eLovejoy 2009-07-17 17:20:44
[url=http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2009071702000249.html]Original Article[/url]
大雪山系死者 10人に 中高年登山客ら 悪天候で体力消耗
北海道・大雪山系のトムラウシ山(二、一四一メートル)と美瑛岳(二、〇五二メートル)で十六日に相次いだ遭難事故で、トムラウシ山に登ったツアー客十九人のうち広島県廿日市市の吉川寛さん(61)、名古屋市の川角夏江さん(68)ら男女八人の死亡が十七日朝、確認された。単独で登山していた茨城県笠間市の男性一人も死亡。美瑛岳では六人のうち兵庫県姫路市の尾上敦子さん(64)の死亡が十七日未明に確認され、二山での死者は計十人となった。
病院などによると、十人のうち六人の死因は低体温症。
帯広測候所によると、十六日の大雪山系は悪天候で風雨が強く、帯広市の上空二千メートル付近で気温が八~一〇度、二〇~二五メートルの強風だった。コースには山小屋も少なく、中高年者が多いことから体力を消耗したとみられる。道警は登山計画や安全管理に問題がなかったか、業務上過失致死容疑で捜査を始めた。
道警によると、トムラウシ山の生存者十一人のうち五人はヘリコプターで救助され、いずれも意識があるという。別の五人は自力で下山した。一人は山中で無事が確認された。
一行は東京都千代田区の旅行会社「アミューズトラベル」が募集したツアーに参加した八道県の登山客十五人と旅行会社の関係者四人。大半が五十~六十代で、十四~十六日にかけ旭岳からトムラウシ山を縦走予定だった。
一方、美瑛岳のツアーを主催した茨城県つくば市の「オフィスコンパス」によると、一行六人は埼玉県や兵庫県から来た五十~六十代の女性客三人と男性ガイド三人で、十六日から三泊四日で十勝岳など大雪山系を縦走する予定だった。亡くなった尾上さん以外の五人は十七日未明までに救助された。
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